皆の衆、お盆休みは如何お過ごしに御座ったかな?
朝は涼しくなり始めた甲斐国で御座るが、日中は相変わらず暑い日が続いておりまする。
甲斐国のみならず、日ノ本中残暑が厳しいように御座るな。
さて、本日は拙者、冨田勘五郎と猿ノ助で皆を『おもてなし』する予定に御座ったが急遽、猿ノ助は参上出来なくなってしまい申した。
猿ノ助・・・お主の事は決して忘れぬ。
お主の魂は今も拙者の心の中で生き続けている。
そして、お主の分まで拙者は生きて、皆を『おもてなし』致すぞ!
(※注:猿ノ助は死んではいません。)
さてさて、9時より「仁王門」にて皆のお越しをお待ちしていたので御座りまするが、盆休みを過ぎたせいか、余りお客人が訪れなかった。
休みに帰郷や旅に出て、皆疲れ家でゆっくりしておるのやも知れぬな。
そんな訳で、拙者が少し「放光寺」の見所をご紹介致す事にした!
「仁王門」前に立つ歌碑。
こちらは映画、ドラマ等数々の作品にもなった小説「野菊の墓」の作者、 伊藤左千夫(いとう ちさお) 殿の短歌に御座る。
歌碑には
天人の笛吹川に名も立てる岸の栗原色づきにけり
笛吹の川のかけ橋鍛冶や橋 栗の黄葉の秋は見るべし
笛吹の岸の木原の栗黄葉時雨に過ぎて心ともしも
と刻まれておりまする。
歌碑の脇には小さな滝があり、涼しげな水音を立て流れておりまする。
放光駐車場近くにある水車小屋。こちらは江戸時代に作られた物で、近隣住む者が皆で共有して使っていた物で御座る。
現在は使われてはおりませぬが水車は今も回っておりまするぞ!
水車小屋の前で皆、記念撮影は如何に御座るか?
境内にはユリの花があちらこちらに咲き始めておりまする。
今少しすると、紅葉が朱に染まり見頃を迎えましょうぞ。
近くのブドウ畑には、巨峰の房が実りを迎えておりまする。ブドウもいろいろ品種が御座りまするが、拙者はやはりこの巨峰が一番好きで御座りまする!!
さて、本日は法事でおいでになられたご親族方もおられました。
深い悲しみを持って、お越しになられる方には不快な思いをさせぬようそっとご挨拶し、お出迎えしておりまする。
お帰りの際に、高校生の者に記念撮影を頼まれた故、ご一緒させて頂き申した。
撮った写真を皆で眺め笑顔を浮かべておりました。
少しばかりでは御座りまするが、悲しみが癒えたら幸甚に御座りまする。
12時近くに県内よりお越しになられたお客人からは、なんとまたしてもお差し入れを頂いてしまい申した!!
一度お車で出た後、わざわざコンビニで飲み物を買って拙者に届けて下さりました。
皆の心の温かさに拙者、感無量に御座りまする。
甲斐国を盛り上げるべく、益々の精進を誓いまする!!
勘五郎、記す。
Comments