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執筆者の写真冨田勘五郎

【天目山 栖雲寺】蕎麦の種蒔修行!

更新日:2023年3月24日

昨月は CIH シンゲンくん 殿とYouTube動画でコラボさせて頂き既にご覧頂いた皆の衆もおるかと存じまするが、(山梨へ行こうチャンネル) 今回はブログ「やまなしファン」でお馴染みのブロガー、PON殿とのブログコラボと言う事で、天目山 栖雲寺さまで行われた『蕎麦の種蒔き』へ参加してきましたぞ!





この『天目山 栖雲寺』は、武田信玄公の軍配が保管されている事でも有名に御座りまするが、信玄公の六代前の武田家当主『武田信満』公の菩提寺でもあり、信満公の時代に一度武田家はお家断絶となってしまいまするが、再び守護大名として再起の原点ともなった地に御座りまする。(栖雲寺 HP)


そして、もう一つこの栖雲寺には食にまつわる伝承があり、我ら日ノ本の伝統的麺料理でもある『蕎麦』を切って食べる習慣を広めた場所とも言われておりまする。


こちらのお寺を開いた業海本浄(鎌倉~南北朝時代)と言う僧は、かつて中国へ渡り杭州(こうしゅう)天目山にて修行をし、ここ甲州市大和町木賊の景観がかつて修行をした杭州天目山と似ていたと言う事でこの地で仏門を広める事にしたそうで御座りまする。

その時代中国では、蕎麦は切って食べる習慣が既にあったようで御座りまするが、日ノ本では団子状に丸めて食べていたそうで御座りまする。


業海本浄はその中国式の蕎麦の食べ方をここ、天目山栖雲寺から広く伝えたという一説が残っており、『蕎麦切り発祥の地』と言われているお寺で御座りまする。


そんな栖雲寺の現ご住職さまは、「折角の『蕎麦切り発祥の地』なのに、お寺に蕎麦を感じられる物が少ない」と言う事で、本年よりご本堂前やお寺の敷地内でお蕎麦を育てて、毎年11月に行われている『宝物お風入れ展』にお越し頂いた方へ【栖雲寺で育てた蕎麦を振舞いたい】と言う思いから実施されたと言う事で御座りまする。


2021年四月に二回、そして五月に二回の計四回、地元の方々や甲州市市役所職員等のご協力の基、ご本堂前を開墾し、蕎麦の畑を作り申した!



こちらは栖雲寺様敷地内の畑に本年四月、最初に撒いた蕎麦の発育状況。







大きい物は10㎝程度まで育っており、花のつぼみも確認する事が出来ましたぞ!



そして、こちらは先月、CIHシンゲンくん殿と一緒に参加した際に、撒いた蕎麦の発育状況。



蕎麦は三か月程で大きく成長し、年二回収穫できるそうで御座りまする。

また、とても環境に強いと言う事で、このご本堂前の畑は特に肥料等も入れていない状態でこんなに沢山の蕎麦が発芽しておりまする。


さて、今回は事前にご住職さまより「前回みたいな開墾作業は無いので、大丈夫です」とお伝え頂いていたので、先に畑のお写真を撮ってご本堂に戻ってみると・・・。






皆でガッツリ開墾しておった!!!

この後、拙者もガッツリ開墾を行い申したが、そもそも畑ではない場所故、石やら岩やらゴツゴツと出てきて、かなりの重労働で御座った!!!


開墾しながら「今回もシンゲンくん殿を呼んでおけば良かった・・・」と思いつつも、皆が汗を流して畑作りに励んだ結果・・・



見事に畑が完成致しましたぞ!!!

最後にお蕎麦の種を撒き、約50分程でこの日の作業は終了となり申した!


畑作業の後は、なんとご住職さまが前日に打ったお蕎麦とケンチン汁を振舞って下さると言う事で、皆で庫裡へ。





実は拙者はここに時間となってしまい、栖雲寺を後にしたわけで御座りまするが、この後のレポートは是非、「やまなしファン」(記事へのリンク)のブログにてご確認下さりませ。


そして、栖雲寺さまへ訪れた際には皆の衆もお蕎麦の育ち具合を是非ご覧になって下さりませ!

 


【今回のコラボ】

ブロガーPON 殿





冨田 勘五郎 記す



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