皆の衆、暫くで御座った。
冨田勘五郎に御座る。巷では疫病、コロナウイルスが猛威を振るい不安な日々が続いておりまする。
安心して外出も出来ぬ状況となっておりまするな。
そんな皆の衆の為に、ブログの新シリーズ『武田家ゆかりの地を求めて』と題して、甲斐国の魅力をお届けしようと思いまする。
まず、最初にご紹介する場所は、『甲斐・勝山城』に御座る。
都留市にも同名の城跡があり、県指定の文化財として有名に御座りまするが、こちらは 山梨県甲府市上曽根町にある『勝山城』。
『甲斐・勝山城』は武田家の一門油川氏の本拠地だったと言われ、戦国時代には信玄公の父上、信虎さまの叔父にあたる油川信恵さまが城主をされていた城に御座る。
現在は小高い丘のように残っており、そのほとんどは農耕地となっておりまする。
油川信恵さまは信虎さまの父上、信縄さまと家督を争い、信虎さまの代になり抗争が収束し、甲斐国内は信虎さまがほぼ統一したと伝えられておりまする。
標高にして200m弱と、労せず登る事もできまする。
山頂には『勝山城』を示す碑が御座りまする。
この『勝山城』は武田家が滅んだ後には、北条家への対抗の拠点として徳川家の武将、服部半蔵や伊賀衆が城の警護、増補強を行ったとされ、忍びの拙者達にとっても何か縁を感じる場所に御座りまする。
今暫くした後には、山頂から一面の桃畑に咲く桃の花が楽しめるやも知れませぬな。
その頃には、コロナウイルスもなんとか終息して欲しいと心より願っておりまする。
都会の皆にはピンとこないであろうが・・・・
この時期は、草の種子が衣服にびっしりくっつきまするので、散策後は注意せよ!
こちらの『甲斐・勝山城』付近は細い農道が多い故、お車でお越しの場合は、駐車できる場所でお車をお止め頂き徒歩にてお越し下さいませ。
冨田勘五郎 記す
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